学校長挨拶

学校長挨拶

   学校・パートナー・サポーターによる「共育」や「協育」でありたい

 

                      校 長  佐々木 建

 

 本校は、昭和39年に肢体不自由児施設の道立旭川整肢学院(現在の北海道立旭川子ども総合療育センター)に併設されていた小学校と中学校の分教室が独立して開校した肢体不自由養護学校で、本年度は創立62年目を迎えます。

 本校は、「安心・安全な教育環境のもと 生活にいきる力を育む」を学校教育目標に掲げ、幼児児童生徒の健やかな成長と将来の社会参加と豊かな生活の実現に向けて「健康で元気に生活する力」「物事への興味・関心を持ち、考え、学ぶ力」「自分の気持ちを伝え、思いやりをもって人とかかわる力」の育成に取り組んでいます。

 本校では、学校に併設している医療型障がい児入所施設である北海道立旭川子ども総合療育センターに入所している子どもや、家庭で生活しながらセンターに通院している身体の不自由な子どもたちが登校して学んでいます。

 また、重症心身障害児(者)施設である北海道療育園の入所者や、家庭で療養している子どものもとに教員が出向いて教育を行う訪問教育も行っております。

 令和6年度は、20名の新入生を迎え、幼稚部・小学部・中学部・高等部の在校教育と訪問教育を合わせて105名の幼児児童生徒が学んでいます。本校の学校教育目標である、「安心・安全な教育環境のもと生活にいきる力を育む」ためには、学校の中だけの教職員だけによる教育活動だけでは不可能です。学校のパートナーである北海道立旭川子ども総合療育センターと北海道療育園、そして学校のサポーターである保護者、地域住民の皆様との「共育」や「協育」の充実を進めていくことが大切であると考えております。

 感染症の状況については、引き続き注視と配慮を行いつつ、幼児児童生徒が安心して伸び伸びと活動し、豊かな学びと体験を積むことができるよう取り組んで参ります。

 ホームページでは、本校の教育内容や、障がいに負けず明るく元気に学習に取り組む幼児児童生徒の様子などを順次紹介してまいります。本校の教育について理解を深めていただけましたら幸いです。

 本校の生徒が卒業を迎えた時に、生徒や保護者の皆様が旭川養護学校に入学して良かった、また、地域の皆様が旭川養護学校がここにあって良かったと思っていただけるよう教職員一同全力で取り組んで参ります。

 皆様の御理解と温かい御支援をお願い申し上げます。